2016年4月10日日曜日

「魂の美しい人」

ルベン・ダーリオ(Rubén Darío)に限らず多くの友人たちが、深い静けさを秘めたマチャードの誠実さをたたえ、同時にユーモアを解する愛すべき人柄であると指摘しています。


1898年世代の代表的思想家ミゲル・デ・ウナムーノ=写真、wiki=は、

「彼は身なりは構わなかった。だが、私の知る全ての人の中で最も魂の美しい人であった。(hombre más descuidado de cuerpo y más limpio de alma de cuantos conozco.  )」

と、外面からは想像もつかないマチャードの内面の美しさを見て取っていました。

ウナムーノが言うとおり、マチャードは服装や外見にはいっこうに頓着しませんでした。華やかさには欠けましたが、女性の愛を受け止めないような無粋な輩でもありませんでした。

いわば女たちのマニャーラでも ブラドミンでもなかったのだ
―間抜けなこのなりは君らが知っている―
しかしクピートの放った矢には傷ついて
ご婦人方のあだおろそかにせぬものの 一切を愛しむ僕だった
Ni un seductor Mañara, ni un Bradomín he sido
-ya conocéis mi torpe aliño indumentario-,
mas recibí la flecha que me asignó Cupido,
y amé cuanto ellas pueden tener de hospitalario

前にあげた詩「肖像」には、こんな一節もあります。とはいえ、マチャードは冷たい大都会での生活には馴染めなかったようです。

1902年、グァテマラからパリに引き上げてきた弟のホアキンとともにフランスを去り、地方の学校の一介の教師としての生涯を歩み始めます。

また、この年、第1詩集『孤独(Soledades)』を出版しています。

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