2016年4月3日日曜日

「1868年世代」の祖父

アントニオの父“デモフィロ”の、きのう見たようなユニークで先取的な学者気質は、その父から受け継いでいたようです。

マチャードの祖父にあたるアルバレスの父アントニオ・マチャード・ニュネス(1815~1896)=写真、wiki=は、活動的な自然科学者でした。


イパレンセ大学教授として、人類学や動物学を研究。1868年に起こった9月革命によってイサベル2世はフランスへ亡命し、それまでの厳しい検閲などから開放されて自由な表現が可能になりました。

ニュネスは9月革命のとき、セビリアの革命委員会の中心人物として戦いました。「1868年世代」と呼ばれる、革命で活躍した一群の作家や知識人の1人でもあります。

父デモフィロの影響でマヌエルやアントニオも、フラメンコをはじめ、スペイン独自の民謡や伝承に興味を持って育ちました。

事実、2人ともアンダルシアの情趣を映した多くの詩を残していますし、マヌエルには前述のソレアに手向けた賛辞としてこんな一篇もあります。

ソレアレスの歌は
奥深い心のうた
奥深いうた
うたのなかの女王
民衆の歌の母
泣け たぐいなきうたよ
おまえの調べを……
わたしのうつろな心のうちに
きこえてくる、太弦にひびく
「深き淵より」の祈りが……
泣け うたよ
Canto de Soleares
hondo cantar del corazón
hondo cantar.
Reina de los cantares.
Madre del canto popolar.
Llora tu son,
Copla sin par.
Y en mi vacío corazon
Se oye sonar
el “de profundis” del bordón...
Llora, cantar.

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